ウォレット製作記録
ウォレット製作記録
『お財布つくってないんですか?』
イベントで僕たちのブースを見てくださったお客様に声をかけていただくことが何度か続き、その気になって手を動かしだしたのが昨年11月。
ビール→アイデア出し→サンプル作成→ビール→ファンタ→アイデア出し→(ループ)
と、いつもの製作プロセスなのだけど、今回ばかりは永遠とも思える超難産。
現時点で4トライ目のサンプルをテスト中なのだけど、まだ調整を続けたいと張り切っております。
今回は、そんな4トライ目ちゃんをレポートします。
長いお話になると思うので500ml片手にお付き合いいただけますと幸いです。
まず、冒頭の画像。
2つのフラップは別々の部屋を構成しています。鞄の時とは少し違った構造ですが、見た目はダブルフラップシリーズのバランスを意識しました。
あまり時間を割きたくないお支払いと受け取り時にコインポケットがトレーと表現したくなるほどのスペースで展開。
あまりコインが入ってもかさばるのでマチの入り込む幅を広くとって、容量よりも検索性を重視しました。
かなり良い立地で日当たり良好です。
カードポケットはフラットポケット×6枚に、
1/3ずつ重なりをもたせたループポケット×3部屋。
このループポケット。たまりがちな使用頻度の低いカードを重ねて収納するだけではなく、緊急時用の名刺も入るサイズになっています。
使用頻度とジャンルで仕分けることが可能です。
カードポケットとは別体で、ICカード専用のポケットをタッチセンサーの感度向上のため本体背面よりに作りました。
他のカード類と別体にしたことにより咄嗟のチャージ時にさっと取り出せます。
また、カードの端がチラッと見えるように差込口の革をカットしてあるので、忘れていないかを無意識にチェック可能です。
そして、東京でICOCA使ってるとチャージがちょい不便ですが何気にモテます。(カードが)。
フロント奥側のフラップは片マチのフリーポケットです。
僕はレシートを雑に放り込んで使っていますが、テストに参加したビール党員はこちらにお札を入れたり、薄い鍵をいれていた模様です。と、これだけ詰め込んだらかなりの厚みが出てしまうところを、革漉きで強度バランス内最薄に攻めて調整しました。
一般的なラウンドファスナーやフラップタイプのお財布と大差ない約25ミリ厚に仕立て上がっています。
今回、レポートしたテストサンプルから更に細部調整をしたモデルをテストして量産に移る予定ですが、意地でも3月12日~18日に登板予定の大阪は梅田大丸店『めぐる日本のものあわせ』に間に合わせます。
遊びにきていただけると嬉しいです。
長文お付き合いありがとうございましたー。
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